北の国から 連ドラでの各回のこれが印象の残る場面

シリーズの中でも最も印象深いのは、何といっても連続ドラマ編だと思う。
そこで、各回毎に印象に残る場面/ちょっとマニアックな場面などをそれぞれ1場面ずつ挙げてみよう。

第1話
何といっても、「電気がない!電気がなけれ暮らせませんよ!」に代表する一連の純のセリフでしょう。

第2話
純が蛍に街へ母さんへの手紙を出して来いと命令した時の2人のやりとりが面白い。蛍が手紙を出して来ることを引き受けた時の「愛してるよ」のセリフが特に面白い。

第3話
この回は、純と雪子おばさんが東京に帰ることを決めて布部の駅で列車を待っているときに送りに来た清吉おじさんのセリフ 「いいか、お前ら逃げてゆくんだぞ。わしらを捨てて逃げてゆくんだ!」でしょう。

第4話
この回の印象に残る場面は、セリフではない。純が母さんからの手紙を持ってきた本田弁護士を訪ねて富良野プリンスホテルで父親(五郎)のことを考えて、母さんの電話に出るのをやめてホテルを出てきて、五郎の車を探し車が見つかり駆け寄ろうとした時のホットした表情が特に印象に残る。

第5話
この回は、何と行っても純が蛍の可愛がっていたキツネに石を投げつけ、そのために五郎に殴られるシーン。

第6回
純が草太にいちゃんに雪子おばさんが草太にいちゃんのためにマフラーを編んでいることを教えてしまうシーンが面白い。
実は、マフラーは別の人のためだったのであるが・・・・・。

第7話
純が中畑木材の事務所から内緒で母さんのところへ電話したシーン。

第8話
この回は、連ドラのなかでも好きな回で有名なシーンが多い。一番泣けるのは、正吉の家に純と蛍でおおみそかに紅白を見に出掛けるが(当然、黒板一家にはテレビはない、というかそもそも電気がない)、正吉の母さんが帰ってきていて正吉とじゃれあっているのを見て、母さんと離れて暮らしている2人は、そこに自分たちの居場所はないと思い、正吉たちに声もかけずに帰ってきてしまうシーン。でも、やっぱり、この回は何と言っても五郎が沢からパイプで水を引いて水道にする工事が完成して、純と蛍が五郎に「父さん、水が出た!」と喜んで駆け寄り抱きつくシーン。これをきっかけに純は五郎との仲が次第に良くなって行く。

第9話
この回は、東京よりお母さんが純たちを訪ねてくるのであるが、結局、純と蛍とは逢わせてもらえず少し離れた車の中から見ただけであった。特に印象に残っているのは、最後の場面である。五郎が自分のお年玉だと言っていたラジカセが実は母さんからのプレゼントだったと告白する。既に母さんが訪ねてきただろうということを感ずいていた純と蛍が五郎の告白を聞いていないふりをしてわざと別の話題をしながら食事をしているシーン。次第に五郎と2人の子供たち(特に純)の距離が縮まってきていることを感じられるシーンだ。

第10話
雪子おばさんと純が富良野の町に行った帰りに猛吹雪のなか吹き溜まりに突っ込んでしまい行方不明になるシーンがほぼこの回の話のすべてである。閉じ込められた車の中での純と雪子おばさんのやりとりが印象深い。

第11話
正吉と純の喧嘩が面白い。草太兄ちゃんが純に喧嘩の勝ち方を教える。この喧嘩の勝ち方は、男の急所(つまり金の玉)をつかんで握りつぶせというものである。喧嘩の後で、純と正吉を草太兄ちゃんが仲直りさせるシーンも合わせて面白い。

第12話
この回は何といっても五郎の風力発電が完成し、黒板家にもやっと電気がついた瞬間の五郎の「ついたよー」のセリフ。

第13話
13話と14話は、富良野を離れ東京でのシーンである。母さんが急に入院し、純と雪子おばさんが一時帰るのである。印象に残るというか面白いのは、純が久しぶりの東京の友達の家に同級生たちと集まるがテレビのない生活を送っている純はみんなの会話についてゆけない。そんな時、北海道ではどんな動物たちに会えるのかという話題になったときに、クマにもしょっちゅう会うとウソをついた時の純自身のナレーション。「ほらを吹いてやった・・・」

第14話
母さんからこのまま東京に居てほしいといわれたけれど、結局、富良野に帰ってしまうシーン。東京に未練を感じ、母さんのところに居たいに決まっているのに、友達たちの生活を見ていると富良野での生活が電気も水道もないが工夫をして物を大事にしてきたここ半年の生活を楽しいと感じて北海道に戻ってしまう。純が既に富良野の住民になりつつあるということを感じさせる。

第15話
何と言っても正吉の父さんこと杵次が、五郎の家に酔っ払って来て、長年飼ってきた来た馬を今朝手放したとしゃべってゆくシーンでしょう。杵次は、結局、この帰り道自転車を運転していて誤って橋から転落して死亡するので、生きていてのシーンはこれが最後となる。

第16話
杵次の葬式にまつわる話の回である。この回は、名シーンがいくつかある。葬式の後のお清めの席で杵次の息子たちがおやじの悪口を言っていたときに、清吉(草太の父)が、みんなに語りかけるシーンがやはり一番であろか。ちなみにこの回で初めて五郎が丸太小屋を立てる計画であることを子供たちに教え、最後の方で丸太小屋の模型をみんなで作り始める。

第17話
母さんが富良野に訪ねてくる。目的は、五郎と正式に離婚をするためと最後に子供たちに別れを言うためである。ファーム富田でのラベンダーのシーンはきれいだ。ここでは、やはり蛍が母さんの電車を遠くから追いかけるシーンでしょう。北の国からすべてのなかでも名シーンとして数えられる代表的なシーンである。母さんが帰る日、みんなでお墓参りをするが素直になれない蛍はそれにも行かず、富良野駅での見送りにも行かない。しかし、内心は送りに行きたい。不倫をして父さんや自分と離れることになった母さんをどうしても許せない気持ちと母さんに甘えたいという気持ちが交錯し、結局、草太に頼んで島ノ下という電車が見えるところに行き、遠くから母さんを見送る。母さんを見つけ川沿いを涙をボロボロ流しながら走り、母さんもそんな蛍を見つけ電車の窓から一生懸命手を振る。何度みても泣けます。(本当に何度も見ています)

第18話
富良野の「いかだ下り」が中心となった話である。五郎とこごみが出会った「いかだ下り」であるが、マニアックなシーンとして「いかだ下り」に純と蛍と涼子先生と3人での帰り道での会話。
涼子先生「素敵な一日」
純「正吉いたらなぁ」(つぶやく)
この純がつぶやくように言ったセリフがとてもいい。

第19話
いかだ下りで知り合った五郎とこごみ。この回で実際に男女の関係になる。初めてこごみの部屋に行った時の会話が何か北の国からっぽい。
こごみ「五郎ちゃん、本は読む?」
五郎「あんまり、読まねぇなぁ」
こごみ「最近、どんな本読んだ?」
五郎「じゃりんこチエかな・・・・」(とはにかみながら言う)
こごみ「五郎ちゃん、大好き・・・・」
ということで、こごみが五郎を押し倒してしまうのだが、何とも五郎の感じが良く現れている。
余談だが、「じゃりんこチエ」は、懐かしい・・・・

第20話
五郎と純と蛍としてこごみの4人がピクニックに出掛けるシーンがあるが、そこの滝というか砂防ダムのような景色がきれいで実にすきだ。富良野に行ったときに訪れてみたいと思っていたが、富良野岳の山の奥の方であり、一人ではとても熊が出そうで怖いので止めた・・・。

第21話
草太が、札幌でボクシングの試合があり、結局負けてしまう。余談であるが、草太との対戦相手は、実際のプロのボクサーで、真剣勝負でやったらしく、もし、草太が勝ってしまったら脚本を書き直すことになっていたらしい。倉本聡は、本当に勝ってしまったら、どうしようかと思っていたらしい。

第22話
丸太小屋の工事がはじまる話であるが、この回では何と言っても五郎とこごみでスナック「駒草」での最後のシーンが好きだ。そして、「駒草」でこごみと話している最中に玲子(純と蛍の母親)が急死した知らせが届けられる。

第23話
この回は、母さんの葬式にまつわる話である。何と言ってもいいのは、純と蛍が新しい靴を買ったときにはそれまではいていた靴を店員さんに「捨てていいか」と聞かれ断れずに捨てていいと答えてしまったのだが、それを後で後悔し、夜中に探しに行くシーンが実にいい。ファンの中でもこのシーンが好きだと挙げる人が多い。実際に、作品を書いた倉本聡さんもこの靴にまつわる一連の話が、ストーリとなかでも良く出来た部分だとして気に入っているとのことである。

第24話(最終回)
最初の場面がいい。このシーンは、雪子おばさんの回想シーンであるが、何の回想かというと、草太がボクシングに負けて富良野に戻ってきた時のものである。つららがすすきののトルコ(今のソープ)で働いていることを知らされ草太は、今後、しばらく雪子に会わない決心であることを雪子に告げる。そして、雪子も自分が何のために富良野に住んでいたのか反省し、純や蛍がこの1年富良野の住人になったのに対し、自分は富良野の旅人に過ぎなかったことに気づくのである。
そして、最終回と言えば、「母さん、今日も雲がきれいです・・・・」の純のナレーションで終わる。


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